建設会社に就職し、キャリアを積んできました。昨年ようやく1級土木施工管理技士の資格を取得することができました。今の仕事に不満があるわけではないのですが、先輩社員の年収等を考えると、将来一抹の不安を感じます。自分のキャリアで年収はいくらぐらいになるのかを知りたいです。
賃金は、基本的には需要と供給できまります。いわゆる競争の原理が働いているということです。需要が少ない、あるいは共有が多ければ賃金は下がります。逆に需要が多く、供給が少なければ賃金は上がります。ご質問者の方は、１級土木施工管理技士ということですので、この職種は、需要多・供給小ですので、賃金は上昇傾向にあります。
ただ、このような賃金の需要と供給の状況は、一般の人にはわからない情報です。
ですが、調べる方法はあります。【賃金構造基本統計調査】という厚生労働省が調査している情報で、賃金相場を知ることがでます。この調査は、地域・企業規模・年齢・産業等別にデータが出ているので、ご自分が志望している業種の賃金情報を知るには最適なデータとなっています。
自分の適性年収を知る際の参考になるはずです。
賃金構造基本統計調査で、自分のキャリアの適性賃金は大体つかめます。ただ、企業はこのデータだけで賃金を決めているわけではありません。１級土木施工管理技士の賃金でも、幅が当然あります。その差は本人の持っている知識・技能の差です。企業は、職種の適性賃金を見ながら、本人の保有スキルも注目し賃金を決定していきます。この保有スキルを自分で判断するのは非常に困難です。テクニカルスキル、マネジメントスキル、コンセプチャルスキルと、スキルには多様性があるからです。このスキルを判断できるのは、地方に密着し、日々求人と求職のマッチングをしている転職エージェントに相談するのが一番の近道になります。最近では、スキル判定はネットで実施することはできますが、ネットは地域特性を反映していません。また、年収水準は流動的で、日々変わっています。
自分の年収を知りたい方は、地域の転職エージェントに相談してみください。
