資格を取れば確実とは言い切れません。
資格はこれまで培ってきたことの裏付けくらいにとらえておく方が無難です。
今回は営業職から経理職への転職とのことですね。
少し、驚かせるような言い方をしましたが、簿記の資格があれば経理職として採用される!と考えるのは少し危険です。
現実的な話をすると、座学としての経理業務と実際の現場での経理業務では異なり、知識だけではなかなか難しいことも多いです。
中途採用で経理職を希望している企業様の多くはそういった現場の経理を即戦力でこなせる人材を求めていることが多いので、たとえ簿記1級を取ったからといって希望の業界での経理職にキャリアチェンジが可能かといわれると狭き門だと思います。
もちろん簿記資格をとる事は素晴らしく、マイナスになることはありません。しかし、キャリアチェンジ転職への大きな武器にはなりにくいので、あくまで補助(どれ程その職種に魅力を感じ勉強してきたかのアピール材料)として考えておく方がいいと考えています。
今回はキャリアチェンジ転職という点でのご質問でしたが、先ほどもお伝えしたようにやはり転職市場は"経験"を見られます。
その為、キャリアチェンジ転職の場合は相当な覚悟での転職活動(転職活動期間・資格取得などの勉強)が必須となります。
そういった点も含め、私はキャリアチェンジではなくキャリアアップでの転職をお勧めしております。